どーも。ドゥーミンです。
今回は映画「ストーリー・オブ・マイライフ」を紹介します(ネタばれあり)。
今ならAmazon Prime週末価格100円で観られます。
ストーリー
ジョーはマーチ家の個性豊かな四姉妹の次女。情熱家で、自分を曲げられないため周りとぶつかりながら、小説家を目指して執筆に励む日々。控えめで美しい姉メグを慕い、姉には女優の才能があると信じるが、メグが望むのは幸せな結婚だ。また心優しい妹ベスを我が子のように溺愛するも、彼女が立ち向かうのは、病という大きな壁。そしてジョーとケンカの絶えない妹エイミーは、彼女の信じる形で、家族の幸せを追い求めていた。
共に夢を追い、輝かしい少女時代を過ごした4人。そして大人になるにつれ向き合う現実は、時に厳しく、それぞれの物語を生み出していく。小説家になることが全てだったジョーが、幼馴染のローリーのプロポーズを断ることで、孤独の意味を知ったように─。自分らしく生きることを願う4人の選択と決意が描く、4つの物語。
<引用元:ストーリーオブマイライフ公式>
キャスト
次女「ジョー」:シアーシャ・ローナン
映画「ハンナ」を初めて見た時、「すごい子役が出てきたなあ」と思ったものです。その後、「ラブリー・ボーン」や「つぐない」と言った映画で演技派の地位を確固たるものに。私の中では、『透き通った感じ』の女優さんです。
長女「メグ」:エマ・ワトソン
言わずと知れた「ハリポッター」シリーズのハーマイオニー役で一躍有名になりました。顔が良き…。この映画の、「妹たちの憧れのお姉さん」にぴったりはまり役でした。
三女「べス」:エリザベス・カレン
TVシリーズや舞台で活躍しています。すごく幼く見えたけれど、20歳超えているんですね。
四女「エイミー」:フローレンス・ピュー
映画「ミッドサマー」で一気に有名女優となりました。言う事聞かないと、熊の中に入れて燃やされちゃいます(←トラウマw)。まだ公開されていませんが、ブラックウィドウでスカーレット・ヨハンソンの妹役をやっています。
ローリー:ティモシー・シャラメ
映画「君の名前で僕を呼んで」で世界中の女性の視線を釘付けにしたハンサムボーイです。なんとも言えない、美しい顔立ちをしています。この映画では、すごくお茶目なところが上手に生かされています。
四姉妹の母:ローラ・ダーン
ここ数年、ローラ・ダーンがまたきてますね~。「スターウォーズ」「マリッジストーリー」などヒット作にちょいちょい出てます。「ワイルド・アット・ハート」の「セーラー!!」が忘れられません。
マーチ伯母:メリル・ストリープ
アメリカ代表する大女優。メリルストリープが出てくるだけで、その場の空気が変わるのが良いですね。嫌味な伯母さんを演じるのって楽しいのかな? 多分、こういう役、好きなんだろうな、と思った。
見どころ
これまで何度も実写化されてきはた「若草物語」が、グレタ・ガーウィク監督により映画化された。グレタ・ガーウィク監督は「レディ・バード」で今時の女子をリアルに描き出して、絶賛された女優兼監督です。まだ、30代なんですね。素晴らしい。今後が非常に楽しみです。
誰もが知っているストーリーを何故いまさら? と思うんですが、今、このキャストでやるから面白いんです。
少女たちの成長物語は、いつの時代も変わりません。希望に満ちた少女時代、成長して向き合う現実の厳しさ。家族の愛や絆。時代や背景は変われども、私達は同じような経験を生きてき成長していきます。
映画は時系列ではなく、いろいろな時代を行きつ戻りつして進んでいきます。
最初は「ん?」と思うのですが、そのリズムに慣れると、「あー、そうなのね」と意図が納得できます。
四姉妹、それぞれの個性と生き様が丁寧に描かれているのもいいです。
結婚の理想と現実のはざまで揺れながらも、最愛の夫と結ばれ、貧乏ながらも幸せに生きる長女。
小説家を目指し、「女性は結婚」という社会の風潮に流されず、自分の人生を歩む次女。
内向的で繊細、家族から愛される三女ベス。
画家を目指すものの、自分の才能に限界を感じ、裕福な青年との結婚を決意するものの、結局自分の気持ちに素直に生きる四女。
今回、この四女がすごくいい。ピュー。がっちりした外見とムキっとした表情が、役にぴったりです。激しい気性でジョーの原稿を燃やしてしまったり、幼い頃からローリーに恋い焦がれていたのに、実際好意を示されると「ジョーの代わりはいや」と突っぱねるところなど。「お気楽すぎじゃない?」と心配になったり、「あぁ、そうだよねー」と共感もできる。フローレンス・ピューがとても上手に演じています。「ミッドサマー」の時からただ者じゃない感はありましたが、やっぱり大作に次々出てきましね。
ソウルメイトとも言えるジョーとローリーの関係や、ローリーがエイミーと結婚したと知った時のジョーの女心の描き方も秀逸です。
シアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメはレディバードでも共演している名コンビです。男女を超えた、親友感がすごくよく出ていました。
個人的に、ローラ・ダーンの出ている映画はだいたい面白いと思っています。
この間観た「ジェニーの記憶」のダーンもすっごく良かったです。ちなみに、子供への性的虐待がテーマのすごく重いドラマです。あの憂いのある表情がいいですよね。この映画では、貧しい人達への優しさが染みました。
今さら「若草物語」…と思っていたけれど、面白かった!!
是非、観てみて下さい。
それじゃ、またね。